好古園 姫路城西御屋敷跡庭園

姫路城へ向かう前に隣接する好古園にも寄ってみます。

好古園は姫路藩主・本多忠政が造営した西御屋敷や武家屋敷があった場所に、平成元年(1989年)の姫路市市制100周年を記念して作られ、平成4年に開園した日本庭園。姫路城は子供の頃に何度か行きましたが、好古園は当時まだなかったので今回が初めてです。

好古園の名前は、江戸時代にあった姫路藩の藩校「好古堂」が由来となっています。

好古園のみの入場料は310円ですが、姫路城との共通券なら1,050円。姫路城の入城料が1,000円ですので、どちらも行かれる方は共通券を購入されるのがお得です。

玄関を入ってまっすぐ歩いて行くとまず現れるのが屋敷門。梅がきれいに咲いています。

屋敷門を入ってすぐに見えてくるのがレストラン活水軒。

活水軒から潮音斎へは渡り廊下で結ばれており、お屋敷の庭が眺められるようになっています。好古園は西御屋敷や武家屋敷、通路跡等のかつての地割を活かして、9つの庭園で構成されており、こちらは最初に出てきて最大の面積がある「御屋敷の庭」。

潮音斎に到着。

この日は3月6日、開花の時期を迎えた梅の盆栽が各所に展示されていました。

潮音斎の観庭台からの雄滝と大池。

続いては「苗の庭」。苗床で江戸時代に栽培された植物を中心に育成されています。

この時期は梅が一番目立っていました。

双樹庵という茶室のある「茶の庭」の入口。双樹庵も見学出来たのですが、面倒臭くて入りませんでした。

「流れの平庭」

紅梅ですね。

流れの平庭からは夏木の庭、松の庭、花の庭と繋がっています。

3月の初めなので、咲いている花はそれほど多くないのですが・・・

この紫色の花はアヤメ、菖蒲、カキツバタの類だと思うのですが、名前が分からなかったのでグーグルの画像検索などを駆使した結果、おそらくカンザキアヤメでは?

山茶花(さざんか)。

寒椿(カンツバキ)。山茶花と椿は似ていて、素人にはなかなか判別が難しいですよね。

最後のエリアは「築山池泉の庭」と「竹の庭」。

冬の花の代表格、スイセン。

きれいに整備された庭園や花を目にして、清々しい気分です。3月初めなので決して花盛りとは言えない時期でしたが、四季を通じ何らかの花が楽しめると思います。どの時期に何の花が咲いているかは、下記の好古園・四季の花暦を参照してください。

四季の花暦 – 姫路城西御屋敷跡庭園 好古園

また武家屋敷を彷彿させる土壁や白壁、築地壁などが再現されていることから、暴れん坊将軍、水戸黄門、大岡越前、るろうに剣心など国内外の映画・テレビドラマのロケも行われているようです。

敷地は広すぎず狭すぎず丁度良いくらい。所要時間は1時間みておけば充分ではないかと思います。私の見学時間は約40分でした。

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旧西国街道が通る姫路 船場城西地区

姫路は第二次世界大戦中に2度の空襲に見舞われ、奇跡的に姫路城だけ無傷で残りましたが、市街地は焼け野原となりました。その為、城下町特有の古い街並みは失われ、折角国宝・姫路城があるのに残念だなあと思っていたのですが、調べてみると一部残っているんですね。

今回は姫路城と共にこうした古い街並みが残っているエリアも巡ってみたいと思います。まずは姫路城の南西に位置する船場城西地区です。

ここは京都から下関まで続く西國街道が通り、そばを流れる船場川が江戸時代に改修され、飾磨津(現在の姫路港)との舟運が整備とされたことで交通・物流の要所として発展しました。

舟運に使われた高瀬舟を繋いだ船繋ぎ石も残されています(石自体は個人宅の敷地内にあり、外の壁に説明書きが掲示されています)。

西国街道に入ってさっそく歴史のありそうな住宅が見えてきます。

江戸時代末期に建設され、市の都市景観重要建築物等にも指定されている初井家です。姫路出身の歌人・初井しづ枝の嫁ぎ先でもあります。虫籠窓、格子窓などいかにも趣がある建物ですね。

防火壁の役割を果たす構造だと思いますが、こういう屋根と一体化しているのも「うだつ(卯達)」と言えるのかな?

初井家の少し先にある住宅。

こちらは間違いなくうだつですね。

「レトロな洋館」として紹介されていた建物。以前は澤田医院という病院でしたが、約3年前に閉院しています。

通り沿いにはポツポツと古い町家が残っています。

こちらは現代風ですが、2階の低さを見ると、古い町家を改装したものなんでしょうね。

この西国街道沿いは龍野に道が続くから?龍野出身者が多かったから?龍野町という地名です。

続いて1本北側の通りを散策してみます。

道路と住宅の境界がガタガタしているのが分かります?ノコギリの歯のようにギザギザしているので「のこぎり街路」と呼ばれています。

身を隠すための武者隠れという防衛上の目的があるとされ、姫路城の北東にある野里地区をはじめ、全国の城下町でも見ることが出来ます。

こちらは創業約400年の老舗、味噌・糀の「橋屋」さん。味噌とか醤油の店があるといかにも歴史がある町って感じがしますね。

「姫路城に行ったらおしまい」からの脱却を目指し、姫路市は他の観光スポットも売り込もうとしていて船場城西地区もその一つなのですが・・・

新型コロナ感染拡大の為か、まだまだ知名度が低いせいか、土曜日にもかかわらず、私がうろついている間、観光客らしき人は皆無でした。

船場城西地区には姫路城(大手門)から南西方向に徒歩15分弱、姫路駅からは北西に徒歩20分程度です。

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姫路 東来春で名物の焼売と中華そば

コロナ禍で遠出する雰囲気でもないし、混んでいない今が良い機会と思い、近場の姫路城へ行くことにしました。

2年前までは外国人観光客も大挙してやって来て、タイミングによっては入場制限されることもあったのですが、現在は閑散としていて、姫路城の前にいる観光客目当ての人力車(東京・浅草と同じ業者みたいです)も暇そうです。

先ずは昼食に行きます。

やって来たのが東來春(とんらいしゅん)という大衆中華料理屋。

昭和21年創業の老舗中華料理店でシュウマイと中華そばが名物らしい。私はグーグルマップで物色している際に初めて知ったのですが、結構有名店のようです。

店の内装・調度品はレトロな感じ。古いですけど、汚れているとか不潔とかいう感じは全くありません。従業員もかなり年配のおばちゃんが多いです。

こちらがお昼のサービスランチメニュー。この日は土曜日でした。

平日のサービスランチはもう少しバラエティがあるようです。

こちらはアラカルトメニュー。今はコロナ禍で見当たりませんが、ここ数年は外国人観光客も増えて来たのか英語も併記されています。

初めてなので、名物の焼売と中華そばが食べられる王道の「しゅうまいランチ」を注文しました。ライス又はごま団子が選べるという変わった選択肢ですが、私はライスで。

これが噂の焼売か・・・

卓上には醤油、酢、胡椒が常備されています。

シュウマイはソースで食べるみたいで、一緒に出て来ます。からしは注文時に要るか聞かれます。

事前情報でとにかく硬いと聞いていたのですが、確かに団子みたいな食感です。豚肉を凝縮したというより、小麦粉・芋などの澱粉を練って固めたような感じ。原材料は豚肉とも玉ねぎとも思えず、何の味なのか謎ですし、そもそもシュウマイと言えるのだろうか?

店のウェブサイトには昔懐かしとか姫路のソウルフードなんて書いてありますが、私の口には全く合わなかったです。好みの問題?冷凍食品とかコンビニやスーパーの安い弁当に入っているシュウマイの方がまだ良いかな。

中華そばは縮れ麺に叉焼、もやし、ねぎ。和風ダシらしいですが、甘くて深みのないスープもあまり好みではなかったですし、麺もインスタント麺のような安っぽい感じがしました。こちらも個人的にはかなり残念。

グーグルマップの口コミを見ると、酷評している人がポツポツいるのですが、私の感想もそれに近いです。

戦後の食糧難の時代には美味しかったのかもしれませんが、美味しいものが溢れている現代ではどうでしょう?レトロな店内の雰囲気をプラスしても、味にポジティブな感想は出て来なかったです。

それでもお客さんはわりと入っていましたし、これだけ長くお店が続いているということは、この味を良いとする人はそれなりにいるんでしょうね。

お店の場所は姫路駅から姫路城へ行く途中、大手前通りからアーケード街の西二階町商店街に入り、最初の通りを右(北)へ曲がったところ。

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龍野のお土産 しょうゆ饅頭 創業360年超の老舗 大三萬年堂

粒坐天照神社の見学を終えた時点で帰りの列車まで残り1時間弱となりました。龍野旧市街から本竜野駅まで歩いて20分ほど掛かるので、もうお土産だけ買って終わりにしますか。

この昭和レトロ情景館も行こうとピックアップしていたのですが、時間がないので諦めます。

やけに奥に長い倉庫。

プロパンガス屋さんでした。

このあたりは本町地区・川原町地区といい、龍野伝統的建造物群保存地区に含まれていて古い町家が多く残っています。龍野の古い街並みはかなり広い範囲にわたっており、もっと有名になっても良いのになあと感じました。

この交差点ですが、道が少しずれていますよね。あてまげ(当て曲げ)といって、敵が直進出来なくする、遠くを眺められなくする防衛上の目的があります。城下町や寺内町でよく見られる町割りです。

こちらの四つ角も当て曲げになっていますが、縦横2方向共に通りがずれています。

古い街並みが続きます。

あのぶら下っているのは何?

杉玉かな?杉玉は造り酒屋で新酒が出来たことを知らせるものですが、こちらは古民家を改装したゲストハウス&カフェ パーチでした。

銀行(信用金庫)も街並みに溶け込むようなデザインです。

姫路信用金庫龍野支店川西出張所。後で調べるともう3年前に閉鎖されていました。

さてお土産は何にしよう?龍野と言えば、そうめんと醤油が有名ですが、そうめんはお中元で毎年2~3箱は送られてきて家に余っているし、醤油もお土産って感じでもないですね。それに龍野のしょうゆは薄口醤油で塩分高めだし・・・

龍野らしさは全くないけど、多世代交流カフェ 旧中川邸で焼き菓子でも買って帰ろうと考えていました。大正時代に開院した病院を改装したお洒落カフェで、時間があればお茶しようと目を付けていたんですよ。

旧中川邸に歩いて行き最後の三差路という所で、「しょうゆ饅頭」の看板を発見。そんなものあったんだ。醤油饅頭なら龍野らしくてお土産にも良さそうです。

看板に導かれてやって来たのが、こちらの大三萬年堂。

ぱっと見た感じ、寂れたお店と思って入ったのですが、店内には古そうなお菓子の木型が展示されていたり、3~5千円と結構高い商品が並んでいます。思っていたのと違うなあ・・・

庶民的なしょうゆ饅頭(1個130円)もありました。かなり小ぶりですが、皮には醤油の香ばしさと塩味があり、餡の甘さとマッチしておいしいです。

もう一品、醤油の街・龍野らしい樽もなか(6個入り960円)。

形だけ樽で、味は普通のもなかですが。最中種(皮)がサクサクですぐ割れるし、餡がびっちり入っているので、上顎にひっついたりはしません。

しょうゆ饅頭・最中どちらもきちんと仕事された餡だと思いました。おいしかったです。

後で調べたら、この大三萬年堂は江戸時代中期の創業で、約360年の歴史があるというかなりの老舗でした、

また龍野の和菓子屋では觜崎屋本店、吾妻堂も有名らしいです。觜崎屋本店は創業寛保2年(西暦1742年)・約280年の歴史、吾妻堂は明治37年(西暦1904年)創業と他2店に比べると歴史は浅いですが、それでも100年超ですから充分老舗ですよね。

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播磨三大社 粒坐天照神社(いいぼにますあまてらす じんじゃ) 龍野

次に向かうのは粒坐天照神社です。天照はアマテラスでしょうが、粒坐の「イイボニマス」はなかなかの難読ですね。粒(いいぼ)が揖保の地名の語源とされているのと、伊和神社(播磨國一之宮、一宮町)、海神社(神戸市垂水区)と共に播磨三大社らしいので来てみました。

粒坐天照神社は推古天皇2年(西暦594年)、後方の的場山山頂付近に創建されたのが始まりとされる歴史ある神社です。何度も戦火・火災による焼失・遷座を繰り返し、現在の地に再建されたのは天正9年(1581年)です。

播磨三大社と言うわりに・・・参拝客は誰もいません。

階段を登って行きます。

途中に神門があり

更に登ると絵馬殿が出て来ます。

奉納された絵馬がたくさん掲げられています。

絵馬殿のすぐ先に拝殿。

正面からは見えませんが、拝殿の後に幣殿、更に後方に本殿があります。

本殿には天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)が祀られています。天照というと天照大神しか頭に浮かびませんが、天照国照彦火明命は天火明命(あめのほあかりのみこと)とも呼ばれ、天照大神の孫にあたる神みたいです。神社名に「天照」が入っているので、てっきり天照大御神を祀っているものだと思っていました。

本殿の左右には境内社(摂社・末社)がいくつか並んでいますので、先ずは向かって右手から見ていきます。

安産と病気の守り神と書かれています。

東三社といい、稲荷神社(御祭神:倉稲魂命)が2社と薬師神社(御祭神:少名毘古那命、大名持命=大国主神)。

その隣に厄除の神様。

大神宮といい、天照大御神、品陀和気命、天津児屋根命の3柱が祀られています。しかし天照大神って神道・八百万の神の最高神・トップとも言える存在なのに、こんな小さな社に他の神と合祀なんて扱いで良いのかな?

更に右手に多少立派な社殿が出て来ました。

牛と梅と言えば・・・

そうです、天神様でお馴染み菅原道真公を祀る菅原神社です。上記の多少立派な建物は拝殿で、その後方に本殿があります。

菅原神社の脇に石段がありますので、ここも登ってみましょう。

龍野の街をもう3~4時間歩きっぱなしなので、しんどい・・・

小さな社がありました。

瑜伽神社・・・うっ、読めない。後で調べたら「ゆうがじんじゃ」でした。

取り壊された社殿の廃棄物なのか、周辺には鬼瓦や普通の瓦が散乱している箇所がありました。

また石段を降りて行きますが、少し足下が悪いかな。

今度は本殿に向かって左手の境内社を見てみます。

下段には厳島神社(御祭神:市杵島姫命)。

上段の西二社。

西二社には琴平神社(御祭神:大物主神)と瑜伽神社(御祭神:手置帆負命)。瑜伽神社はさっき行った石段の上にもありましたね。御祭神の手置帆負命は大工、樵、材木商など職人の神とされています。

西五社はかなり小さくて質素。ここに五社・七座が合祀されているなんて、まるで神様の長屋みたいです。

住吉神社(御祭神:上筒男命・中筒男命・底筒男命)、愛宕神社(御祭神:火産巣日神)、恵比須神社(御祭神:事代主命)、秋葉神社(御祭神:火迦具土命)、稲荷神社(御祭神:倉稲魂命)の五社。住吉神社は三大住吉の一つ、福岡の住吉神社に昨年行ったので御祭神も知っています。

しかし境内社は日本の有名神社、オールスターが勢ぞろいって感じですね。東南アジアや台湾・香港でよく行く中国寺院(道教)も色んな神様が祀られていますが、日本の神道神社も負けていません。さすが八百万の神です。

但し、仏教・道教・ヒンドゥー教には仏像・神像があっても、神道には神像がありません。

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