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現在、タイではお手頃な価格の中級ブティックホテルのオープンラッシュです。現時点でオープンして |
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いるということは、昨年来の金融危機による経済低迷・観光不況より前から計画されていたことになり |
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ますね。背景にはタイを訪れる観光客はリピーターの比率が高いということがあるようです。リピーター |
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にとってタイ旅行は一大イベントでもなく、わざわざ高級ホテルに泊まらなくても、立地がそこそこ良く、 |
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清潔で機能的であれば、それで十分という旅行者が多いようです。 |
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そんな中で昨年より展開している中級ホテル(バジェットホテル)のひとつがIMMブランドです。現在は |
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バンコクのIMMフュージョン・スクンビット、チェンマイのIMMエコ及びIMMターぺーの3物件ですが、来 |
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年から再来年にかけてサムイ島とホアヒンでもオープンする計画があるようです。 |
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このIMMホテルのオーナーは、チャルーン・シリワタナパクディー氏が率いるTCCランドという不動産デ |
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ベロッパーです。チャルーン氏といえば、ビアチャーンやメコンウイスキーの製造会社のオーナーで、 |
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タイのアルコール王とも言われ、他にもインペリアルホテルチェーンやパンティッププラザのオーナー |
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でもあり、フォーブズ誌のビリオネア・ランキングでもタイで第2位とされる超大金持ちです。大富豪なら |
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豪華な大型ホテルを建て、外資の有名ブランドに運営させて、「オレはあのホテルのオーナーだ」と自 |
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慢してそうなイメージですが、儲かるとなれば、IMMホテルのような地味なバジェットホテルにも参入す |
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るんですね。 |
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IMM Fusion IMM Eco Chiang Mai IMM Thaphae Chiang Mai |
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