漢王廟 客家系の道教寺院 バンコク・タラートノーイ

 

バンコク・タラートノーイ地区にある漢王廟という

中国寺院にやって来ました。

 

前回の訪タイ時にも来たのですが、大潮に近い潮位の

高い時期で、チャオプラヤー川沿いにある寺院敷地は

冠水しており、見学出来ませんでした。

 

今回は大丈夫そうですね。

 

この漢王廟、タイ語ではサーン チャオ ロン クアック

(San Chao Rong Kueak)と言いまして、19世紀末に

客家人により創建された中国寺院です。

 

サーン チャオは神社・廟、ロン クアックとは靴工場と

いう意味。客家人に皮革加工の技術があり、靴職人が

多かったようです。

 

正殿の正面に配置されている、タイの中華寺院では

お約束の「天地父母」炉。

 

こちらの祠は、1階が福徳祠で2階が財神宮。

 

これも獅子なのかな。粘土細工みたい・・・

 

1階の福徳祠には、土地の神様「福徳正神」。

 

2階の財神宮は財帛星君が祀られていると思いきや、

赤ら顔ってことは関帝聖君(関羽)?

 

関帝聖君にしてはおとなしい顔だし、ちょっと

違うような。

 

すぐ脇に財帛星君神位と書かれた神位(位牌みたいな

もの)が置かれていたので、やっぱり財帛星君かな。

 

さて正殿です。

 

石獅は北方系の北獅ですね。

 

 

 

漢王廟なので、中央に祀られている主祀神は「漢王

(漢王公)」なのですが、漢王公ってどんな神様?

 

漢王って、前漢の初代皇帝「劉邦」なのかな?

劉邦は客家人と言われていますし。

 

他に祀られているのは、

 

チャオ メー クワン イム、観音菩薩ですね。

 

プン タオ コンと書かれているので、本頭公かな。

 

本頭公は本家の中国にはなく、華僑・華人が移住した

東南アジアなどにしか存在していないらしいのです。

 

よく知らないのですが、最近気になっています。

 

チャオ メー タップティム、天后聖母(媽祖)。

 

こちらは慚愧祖師という唐代の福建省の高僧で、主に

台湾で信仰されている神様のようです。

 

漢王廟の見学も終わったし、ホテルに帰ろうかと思ったの

ですが、もう1軒寄ってみます。

 

すぐ近くの聖ロザリー教会(カラワー教会)です。

 

カトリック教会には余り興味はなかったのですが、

タイへ来る前にフィリピンで世界遺産に登録されている

教会などをいくつも見て、少し目覚めたのです。

 

18世紀末、タイでは現在のチャクリー王朝が成立した

直後ですが、アユタヤからバンコクのチャオプラヤー川

西岸にあるクディーチーン地区に移住したポルトガル人が、

さらに東岸のこのタラートノーイ地区に移ってきて建設

した教会。

 

学校も併設しており、下校時間なのか生徒がたくさん

いますので、変な盗撮おじさんと思われないように

しないとね。

 

ゴシック リヴァイヴァル建築(ネオゴシック建築)と

呼ばれる様式らしい。

 

 

中に入れるかな?と思いましたが、開いていました。

 

ステンドグラスが美しい。

 

 

 

軽く見学して、最後に教会の周りを一回りしてみます。

 

 

あれっ?

 

このワニみたいな排水口・落水口はマカラ?

 

ヨーロッパ建築にワニの装飾があるのか知りませんが、

わざわざ落水口に使っているということはマカラっぽい。

 

この排水管・落水口は後から設置されたような感じも

しますけど。

 

ヒンドゥー神話の怪魚・マカラ(摩伽羅魚)はインドネシア・

ボドブドゥール遺跡をはじめ、ヒンドゥー教の影響を受けた

東南アジア一帯で見られます。

 

タイでは仏教寺院の階段脇の装飾にパヤーナーク(ナーガ)

を吐き出しているマカラが多いです。

 

次の訪タイ時に、この聖ロザリー教会で知った、

ポルトガル人がアユタヤから移住して来たという

クディーチーン地区へ行ってみることにしました。

 

漢王廟や聖ロザリー教会があるタラートノーイ地区は、

ヤワラート通りなどチャイナタウンの中心の南側、

MRTフアランポーン駅から南西に徒歩15分程度。

ボートのマリンデパートメント桟橋のすぐそばです。

 

フアランポーン駅周辺の地図とホテル

バンコク ウォシュレットがあるホテル・サービスアパート

 

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