賀茂氏の氏神を祀る 世界遺産 下鴨神社(賀茂御祖神社)

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植物園前から市バス204系統に乗って下鴨神社へやってきました。1km程度なので充分歩ける距離なのですが、京都市営地下鉄・バス1日券を持っているし、足も疲れていたのでバスを利用しました。

下鴨神社の正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)、先に行った上賀茂神社(賀茂別雷神社)と同じく賀茂氏(加茂氏/加毛氏/鴨氏)の氏神を祀る神社、方丈記で有名な鴨長明もこの賀茂氏(加茂氏/加毛氏/鴨氏)で、下鴨神社の神職を世襲してきた社家の生まれです。

世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成遺産の一つとなっており、また上賀茂神社(賀茂別雷神社)と同様に山城国一之宮とされています。

京都の有名な寺院・神社はどこも修学旅行生を中心に観光客でいっぱいだったのですが、思ったほど参拝客は多くありません。午後4時前という時間帯のせい?上賀茂神社も同様に観光客はそれほど多くなく、この2社は世界遺産のわりにそれほど人気がないのでしょうか?

私は西参道から入って来たようです。

摂社・三井神社、春秋年2回の特別公開時のみ参拝可。御祭神は賀茂氏の始祖である賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、妻の伊賀古夜媛命(いがこやひめのみこと)、娘の玉依媛命(たまよりひめのみこと)。本殿3棟・拝殿・棟門・東西廊下2棟が国指定の重要文化財となっています。

下鴨神社のすぐ南に旧三井家下鴨別邸があるので、この三井神社と三井家(三井財閥)は何か所縁があるのかと思ったのですが、特に関係ないようです。

供御所(くごしょ)、国指定重要文化財。

神服殿、国指定重要文化財。行幸の際に玉座となる殿舎で、夏・冬の御神服を奉製する御殿であったため、神服殿という名称になっています。

出雲井於神社(いずもいのへのじんじゃ)、比良木社とも言う。建速須佐乃男命(たけはやすさのおのみこと=スサノオノミコト)。本殿は国指定重要文化財となっています。

舞殿(ぶでん)、国指定重要文化財。賀茂祭(葵祭)では、勅使が御祭文を奏上し、東游(あずまあそび)が奉納される

楼門と楼門東西回廊も国指定重要文化財。

今年の干支である寅の大きな絵馬。

外からも楼門を眺めてみます。

国指定重要文化財・橋殿。

国指定重要文化財・細殿(ほそどの)。歴代天皇の行幸、上皇、法皇、院、関白賀茂詣には、歌会などが行われた社殿です。

四脚中門及び中門東西廻廊 2棟も重要文化財。

大半の社殿は寛永5~6年(1628~1629年)に造替されたもので、上賀茂神社(賀茂別雷神社)の社殿と造替時期が同じです。

中門を抜けると国指定重要文化財の幣殿と幣殿回廊があります。通常幣殿は本殿と拝殿の間にありますが、ここ下鴨神社では幣殿が拝殿を兼ねているようです。

幣殿の奥に国宝の西本殿と東本殿がありますが、残念ながら特別公開時を除き参拝は出来ません。西本殿の御祭神・賀茂建角身命は賀茂氏の始祖で、上賀茂神社(賀茂別雷神社)の御祭神である賀茂別雷大神の祖父、東本殿の御祭神・玉依媛命は賀茂別雷大神の母です。尚、下鴨神社の東西本殿も上賀茂神社の本殿と同じ文久3年(1863年)に造替されています。

幣殿の前には各干支の守護神である言社、大国主命の七つの別名で7社あります。

この日の観光の最後ということもあり、ちょっとおざなりな感じになってしまいました。

楼門の南側には糺の森が広がっており、賀茂祭(葵祭)の前儀である流鏑馬神事が行われる馬場もあるのですが・・・疲れているし、次の目的地への道順と方向的に違うこともあり、寄りませんでした。

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